バルクアップって…

コンテストが終わり、多くの選手がオフシーズンに入りました。

 

この時期になると、どんなに大きな選手でも1kgでも筋量を増やそうとバルクアップを目的にしたトレーニング、食事プログラムに移行して行きます。

 

やはり、私ももっと多くの筋量が欲しいし、弱点部位はこのオフシーズンにいかに改善出来るかというのが来シーズンの鍵となります。

 

しかし、最近私が思うのは、闇雲に体重を増やす事がバルクアップではないという事です。

 

コンテストが終わると、『さぁ体重を増やそう!』と言って今シーズンのオフの体重よりも更に体重を増やそうと取り組む方もいると思います。

 

しかし、トレーニングビギナーでもない限り、1年間で筋肉だけが3.4kg増加することなど、まず考えられません。

 

1年間、トレーニングと食事に取り組んで500g〜1kg程度の増加だと思います。

 

つまり、今シーズンのオフが75kgだと仮定し、これからのオフシーズンで80kgを目標に体重増加をしても筋肉が増えたのはせいぜい1〜1.5kgでその他の3.5〜4kgは水分か脂肪だという事です。

 

実際にトップクラスのボディビルダーで年々バルクアップを試みていても、10年前に70kg級で出場していた選手が10年後に75kg級で出場しているぐらいです。

 

10年掛けてやっと5kgの筋量を増加したという事です。

 

1年間で3.4kgもの筋量増加が可能ならば日本にももっと沢山の90kgオーバーの選手がいるはずです。

 

しかし、実際には90kgオーバーの選手などほんの一握りしかいません。

 

ですので、私はオフシーズンに闇雲に体重だけを指標にバルクアップする事には賛成しません。

 

私が指標にしているのは、仕上がり体重の+10%までの体重増加です。

 

現在の私でいえば、コンテスト時が69kgでしたので、75〜76kgが上限です。これ以上増えても脂肪が増加するだけで減量が厳しくなるだけだと思っています。

 

という事で、私もしっかりとバルクアップしたいと思います!

 

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