共通点②

前回につづいて、上手い人の共通点の2つ目です。

それは、“スタートポジション”がしっかりしている事です。

『良いトレーニングをされているな』と感じるトレーニーの方は動作を開始する前に必ずきっちりと“スタートポジション”を作ります。
トレーニングにおいて、“スタートポジション”は“フィニッシュポジション”でもあるので当然、質の高い動作になります。

『何事もはじめが肝心』

『終わり良ければすべて良し』の両方の格言をクリアしています。

一方、下手な人はバーベルを握ったら直ぐに動作を始めたり、マシンに座って足の位置も全く気にせず動作を始めたりされる方が多いように感じます。

こちらは適切な格言が見つかりませんでした…

1回の動作での差は、微々たるものかもしれません。しかし、10回、100回、1000回反復するとその差は凄い差になります。
“スタートポジション”を見直す事は、それだけでレベルアップに繋がると思います。

上手い人の共通点①と②は、難しい技術や知識はいりません。

心掛けるだけです。

トレーニングの成果が出る出ないは案外そんな小さな事にある気がします。

共通点①

何事もそうだと思いますが、上手い人と下手な人(下手という言葉はあまり使いたくありませんが、今回の投稿はその方が表現しやすいので使います)にはそれぞれ共通点があると思います。

トレーニングも例に漏れず、上手い人には共通点があります。

それは、トレーニング歴が長いとかジムに慣れているからという事ではなく、誰でも意識ひとつで出来る事です。

僕がいつも感じている共通点は2つあります。

その1つ目を今日は書きます。

それは、“セーフティ(安全性)”です。

・バーベルのカラー。
・スクワットやベンチプレスのセーフティバー。
・ジム内でのシューズ。
などなど。

上手い人ほど出来ていて、下手な人ほど出来ていないのが、この“セーフティ”だと感じます。

僕が、以前働いていた京都の工場でも、
『機械や製品はなんぼ壊れてもええけど怪我だけはすんなよ!』
と教わりました。

どんな仕事、どんな趣味でも安全第一です。

トレーニングで身体を鍛えてるのに、怪我をしたり事故が起きちゃったらバカバカしいよね。

道具

僕の主な仕事場はトレーニングジムです。

ですので、多くの方のトレーニング風景を観察する機会があります。

そんな空間に居ると、どうしても気になってしまうのが、バーベルやダンベル、マシンの使い方です。

バーベルやダンベルは必要以上の音はたてないよう丁寧に扱い、マシンも使用後に汗を拭き取る方。

一方、バーベルやダンベルを地面に放り投げるように落としたり、足で扱ったり…
マシンは使ったら使いっぱなし…の方。

どちらが素晴らしい成果を出すかは明白ですよね。

実際、道具を丁寧に扱っているトレーニーには素晴らしいシェイプの方や素晴らしくビルドアップされた方が多いように感じます。

そして、道具を乱雑に扱うトレーニーは・・・

言わずもがなです。

特にトレーニングに行き詰まっている方は道具の扱い方を見直すと良いと思います。
丁寧に扱うにはそれなりの、力と技術が必要になりますから、それ自体が良いトレーニングになりますよ。

僕も明日から、改めてその気持ちを持ってトレーニングしたいと思います。

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トレーナー資格

最近、パーソナルトレーナーを目指しているという方々から良く聞かれる質問があります。

『パーソナルトレーナーになりたいのですが、どこの資格を取ったらいいでしょうか?』というものです。

『どこでもいいんじゃない!?』
と僕は答えます。

決して無関心で言っているわけでもなく、意地悪で言っているわけでもありません。本当にどこでもいいと思います。

僕が資格を取ろうと思った約10年程前はそんなに種類がなく、国際的な資格はNSCAという団体ぐらいしかなかった為、その団体の資格を取りました。

しかし、今では国内外の多数の団体が資格を出しているので、自分の得意分野や考え方、受験のタイミングが合うものを選べば良いと思います。
(僕の知る限りでは、今現在トレーナーの国家資格は存在しておらず、すべて民間のものだったと記憶しています)

オリンピック選手などを担当したい!となると日本体育協会のアスレチックトレーナーの資格(この資格はかなり難しいです)が必要なようです。

が、僕の経験上、プロスポーツ選手や一般の方のトレーニング指導の際に資格名でクライアントが選んで下さったという経験はありませんし、聞いた事もありません。

それよりも大切な事は、自分自身がどの程度の身体をしていて、どの程度のトレーニングレベルがあるかだと思います。

それが、そのトレーナーの技術であり、知識であり、実力だと思います。

パーソナルトレーナーを目指している方々。
勉強は苦手なので教えられませんが、一緒にトレーニングする事は出来ますので、ドンドン声掛けて下さい!