先日の“減量幅”の記事で、個人的な部分でご質問を頂きましたので、私の意見を書きたいと思います。
質問は『阿部さんはその程度の筋量で満足して、オフの急速な増量はしないのか?』
というものです。
まさしく、私にとっては耳の痛いお言葉で、直言して下さった事に非常に感謝したいと思います。
そして、私の回答は
『もちろん、この程度の筋量で満足はしていませんし、私の課題は全身の筋量の無さという事も自覚しています。
しかし、腹筋の輪郭が見えなくなってしまう程の急激な増量はしません。』
です。
なぜなら、私の職業はフリーランスのパーソナルトレーナーです。
細々とした生活ですが、パーソナルトレーナーという仕事で愛する家族を養っています。
アマチュアスポーツである以上、仕事あっての競技生活です。
この程度の身体ですが、少しでもクライアントの方々に耳を傾けて戴いているのは、この身体に対してだと思っています。
つまり、私がクライアントの方々に提供させて戴いているのは紛れもなく私の身体です。
増量期だからと言ってパンパンな身体をしていたり、クライアントが厳しいダイエットをしているのに、私がぶくぶく太って行くのは説得力に欠ける気がしてなりません。
私は身体が、そのトレーナーの“価値”だと思って疑いません。
そして、その“価値”は時価であり、賞味期限切れのタイトルなど何の値打ちも無いと思っています。
ですので、闇雲な増量をして自分の看板に自分で泥を塗る様な事はしたく無いのです。
しかし、バルクアップという課題に対して諦めているわけではなく、亀の歩みの如く取り組んで行きたいと思っています。
それこそが本当の説得力なのだと信じています。
あくまで私の気持ちですので、他のパーソナルトレーナーの方々にはまた違った考え方があって当然だと思いますし、異論はありません。
なんだか、熱くて気持ちの悪い投稿になってしまいましたが、娘や妻に恥ずかしい思いをさせたくないので、自分が出来る範囲で良い身体でありたいという単純な気持ちも大いにあります。