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オーバーウェイト

今日のヤフーニュースに掲載されていた記事ですが、プロ野球阪神タイガースのメッセンジャー投手がかなりの体重増加した状態でキャンプインしたという事でした。

 

確かに写真を観ると、ブヨブヨのデブデブですね…

 

まぁ簡単に言うと、シーズンオフに厳しいトレーニングもせず、ダラダラとハイカロリーの物を食べまくっていたという事です。

 

毎年キャンプインの時期になるとこういった話題が挙がりますが、大体が外国人選手です。

 

外国人選手の文化でオフはリラックスして美味しい物を食べるのだろう…と仰る方もいますが、それは絶対にありません。

 

現に彼らが契約したくてもして貰えないメジャーリーグの球団はシーズンオフでも選手の体重やコンディションを徹底的に管理しています。

 

事実、契約書にも

 

“1日の摂取カロリーを、○○○○kcal以内にする”

 

“キャンプインに○○kg以下のコンディションでないと減俸”

 

などの細かな契約がある程です。

 

つまり、キャンプにオーバーウェイトでやって来る外国人選手はやはり、日本野球を舐めているわけです。

 

1年に数億円もの大金を貰うのに、自分自身の体重も管理出来ないなど、プロでもなんでもありません。

 

私の尊敬する経営者の方も

 

『ブスやハゲは言われても仕方のない事だが、デブとだけはクライアントや部下に陰口叩かれてはいけない!』

 

と常々仰います。

 

やはり、

 

“プロフェッショナルのプロは、プロセスのプロ”

 

なんですね。

 

 

 

 

 

マーリンズ

ようやくイチロー選手の契約が決まりましたね。

 

マイアミ マーリンズ!

 

40歳を迎え、チーム内での立場は厳しいものですが、イチロー選手ならば必ず活躍してくれると思います。

 

マーリンズのオレンジのアンダーシャツが似合うかどうかは微妙ですが、今年もあの完璧なユニフォームの着こなしを魅せてくれると思うと本当に楽しみです。

 

 

 

ソフトバンク日本一と西岡選手

日本シリーズは4勝1敗でソフトバンクが圧勝でした。

 

シーズン優勝したソフトバンクが日本一になった事は、とても良かったと思います。

 

再三、論議されている事ですが、シーズン2位や3位のチームがクライマックスシリーズや日本シリーズを勝ち抜いて“日本一”の称号を獲るのは違和感があります。

 

ところで、今回の幕引きは阪神の西岡選手の守備妨害という珍しいものでした。

 

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案の定、メディアでは西岡叩きが盛り上がっています。

 

『西岡はルールをしらないのか?』

 

『西岡は反則をしてまで勝ちたいのか?』

 

『日本シリーズという大舞台で何をしてくれるんだ?』

 

などなど。

 

私の個人的な感想は…

 

自分が同じ立場なら同じ行動をした。

 

そして、チームメイトが同じ行動をとったとしてもその行動を認める。

 

という感じです。

 

なぜなら、日本シリーズという大舞台の絶好のチャンスで自分のダブルプレーでチームが敗退してしまう…という場面では、どんな事をしてでもそれを阻止しようとするのがプレーヤーの本能ではないでしょうか?

 

そして、自分の背後から送球が来る場合は捕球する選手のグラブ目掛けて走れ!というのは野球の鉄則で高校球児でも教わる事です。

 

余談ですが、私の元チームメイトで自分がアウトになりそうな時、送球に対してヘディングを試みた選手もいました。

 

 

事実、西岡選手の場合も完全にフェアグラウンドを走っていた訳ではなく、ライン上をファーストの明石選手のグラブ目掛けて走っていました。

 

ですので、このプレーにおいて議論するならば、西岡選手の“ルール違反”ではなく、ソフトバンクの捕手、細川選手の“冷静さと送球の正確さ”を賞賛するべきだと思います。

 

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細川選手のあの送球は確実に当てに行っています。

 

あのコンマ何秒という瞬間に、西岡選手を避けて、明石選手が捕球出来る所に投げるという選択ではなく、西岡選手の走塁を見て、送球を当てて守備妨害でアウトにする。という選択とそれを現実に出来る能力の高さには驚嘆しました。

 

やはり、

 

『優勝チームに名捕手あり』

 

という格言は正しいですね!

日本シリーズ 解説者

今年の日本シリーズも第4戦まで終わりました。

 

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どの試合も接戦で、プロ選手が高校球児の様に一戦必勝でプレーする姿は素晴らしいです。

 

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しかし、テレビ中継を観ていると各テレビ局での解説者のレベルが違い過ぎる気がします。

 

やはり、1番クオリティが高いのはテレビ朝日の工藤氏、古田氏、前田氏ではないでしょうか。

 

これぞプロの解説だ!と思う場面が多々あります。

 

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それに比べて、フジやTBSはかなり稚拙ですね。

 

全てが、見たままを言葉にしているだけ…

 

『今のは上手く打ちましたね〜。』

 

『ボール球に手を出してはいけません。』

 

『キレのある変化球ですね〜』

 

それは小学生でも分かります。

 

我々が聞きたいのは、プロだから解説出来る、状況判断、ピッチングの組み立て、キャッチャーの配球、打者の技術です!

 

野球人気の低迷はそういった所にもある様に感じます。

黄色靭帯骨化症

今日、ソフトバンクホークスの大隣投手が422日振りに勝利を挙げました。

 

彼は、黄色靭帯骨化症という厚生労働省が難病指定している難病を患い、手術をし復活しました。

 

この黄色靭帯骨化症という難病は、脊髄の後方にある椎弓と呼ばれる部分を上下に繋ぐ黄色靭帯が骨化してしまい脊髄が狭くなり、周辺の神経を圧迫してしまう病気です。

 

症状としては、下肢の痺れや脱力、最悪の場合は両下肢麻痺になってしまうというものです。

 

この難病は先日、楽天の星野監督が発病してしまった事で話題になりました。

 

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これまでも、野球界では酒井勉投手、宮本大輔投手、越智大祐投手、大隣憲司投手がこの難病に掛かっています。

 

僕が気になるのは、彼等がいずれも投手だという事です。

 

何か投球というメカニズムと因果関係がある様な気がします。

 

最近は、ヤンキースの田中投手の肘の怪我によりその原因や対策が注目を浴びていますが、この黄色靭帯骨化症についても様々な研究が進む事を願います!

ジーター最後のオールスター

今朝はメジャーリーグのオールスターゲームでした。

 

メジャーリーグのオールスターゲームは1試合しか開催されない為、非常に貴重なゲームですし、選出されたプレーヤーはやはりスーパースター揃いです。

 

日本人選手からはダルビッシュ投手と上原投手の2人です。

 

そんなスターの中でも、今回の主役は今シーズン限りでの引退を表明している、ヤンキースのジーター選手です!

 

今日の試合も2安打の大活躍でしたし、全てがジーター選手中心に廻っていました。

 

イチロー選手にも同じ空間にいて欲しかったですね。

夢の対談

日曜深夜に放送されている、“Get Sports”で僕にとって夢の対談が行われました。

 

中日ドラゴンズの小笠原 道大選手と元広島カープの前田 智徳氏!!!

 

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お二人とも超一流の打者で野球を志した人間ならば、この対談の凄さが理解出来ると思います。

 

残念ながら、打撃理論についての話はありませんでしたが、とても緊張感のある対談でした。

 

そして二人の共通点は、

 

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この方が“一流の打者”だと認めている事です!

インナーマッスルについて考える②

前回の投稿について、質問を頂いたので僕なりの回答を。

 

質問は

 

『プロ野球の投手がチューブを使ってインナーマッスルを鍛えてるけど無意味なの?』

 

というものです。

 

答えから言うと、

 

“非常に良いトレーニングだと思います!

 

しかし、一般の方にそのまま適用するのは難しいです”

 

となります。

 

プロ野球の投手が柱やネットにチューブをくくりつけてリズムよく引っ張ってインナーマッスルをトレーニングしている映像はスポーツニュースなどでもよく目にします。

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“インナーマッスル”という言葉が世間に広まったのもここからではないでしょうか。

 

では、プロ野球の投手がなぜこの様なトレーニングをするのか…

 

彼らは140キロ前後のスピードボールを先発投手であれば、100球ほど投げ込みます。

 

その1球1球は簡単に投げているように見えますが、肩関節ではとてつもない事が起こっています。

 

下半身から生まれた力を上半身に移行させ、最終的にボールを握っている腕を140キロのスピードが出るほど超高速にスイングします!

 

その際、自らが生み出した力と腕の長さの遠心力でリリースの瞬間、腕は肩から抜けてしまうほどの力で捕手方向へ引っ張られています。

 

まるでロケットが発射するように・・・・

 

それも100回近くも繰り返し繰り返し・・・

 

その腕を引き抜かれないように肩関節を“安定”させているのが、肩の“インナーマッスル”と呼ばれている“回旋筋腱板”です。

 

この“回旋筋腱板”は非常にデリケートでとても傷付きやすいものです。

 

しかし、投手がボールを投げるという動作の中で非常に重要な役割をし、非常に酷似されています。

 

俗に云う“アウターマッスル”がアクセル全開で突っ走ろうとしている時に、“インナーマッスル”が抜群の力加減、タイミングでブレーキをコントロールしているのです。

 

筋肉というのは、アクセルよりもブレーキを掛ける時の方が負荷が掛かりダメージが大きいという性質があります。

 

その為、投手は意図的にスイングしている“アウターマッスル”よりも無意識に働いている“インナーマッスル”の方がダメージが蓄積される傾向にあります。

 

そこで、この“回旋筋腱板”をトレーニングし疲労の除去、コンディショニングの改善を目的に行っているのです。

 

僕の個人的なイメージとしては、

 

『無意識下で働いているものを、有意識下で鍛える』

 

という感じです。

 

ですので、このようなトレーニングを一般の方が行ってもあまり効果を感じる事は出来ないと思います。なぜなら、日常生活で腕がロケットのように飛んでいく程の事はまず有り得ませんので…

基本的にはベーシックトレーニングを行えば“インナーマッスル”も“アウターマッスル”もバランス良く鍛える事が充分可能です!

ただし、肩関節の調子が悪い…

 

腕を挙げる時に肩が痛い…

 

という方は、この“回旋筋腱板”の状態が良くない可能性があるので、そのような方には有効です。

 
このトレーニングを行う際に、1番気を付けて欲しい事は、プロ野球の投手のようにリズミカルに早いスピードで行わない事です。

 

プロ野球の投手は投球動作という高速動作で生かされるようスピードをつけて行っています。言い方を変えれば、プロ野球の投手だからスピードをつけてでも“回旋筋腱板”を正しく動かす事が出来るということです。

 
これをそのまま真似してしまうと、“インナーマッスル”を鍛えているつもりが“アウターマッスル”で遊んでいるだけになってしまいます。

まずは、反動や勢いを使わずゆっくり丁寧にチューブを引っ張って下さい!

 

正しく行えていれば、肩の奥に焼け付くような熱さが生まれます!

 

細かい可動域や方法はお近くのトレーナーに訪ねてみて下さい!