NPCJプロカード発行へ

現在ボディビル界が揺れに揺れています。

 

以前描いたIFBBの分裂に端を発していることは紛れもない事実ですが、その余波は日本のボディビル界にも大きな衝撃をもたらしました。

 

つい先日、NPCJが2018年にIFBBのプロコンテスト、『JAPAN PRO』を開催すると発表しました。

 

そして、その前日に開催される『WORLD LEGENDS CLASSIC』の各カテゴリーのオーバーオール優勝者にはIFBBプロカードが発行されるということです。

 

先日のブログでも描いた、“世界各国のアマチュアコンテストで優勝した者にプロカードを発行する”という部分の日本の団体がNPCJに決まったということです。

 

実際にNPCJはIFBBと契約を交わし、日本国内のプロカードの発行やプロ選手の育成を担っていくとしています。

 

今まで数人の方がIFBBプロになっていますが、つい先日までは現実的には日本人選手がIFBBプロになる道は閉ざされれいる状態でした。

 

それをNPCJが大改革を起こしたということです。

 

思い返せば、私がUSBB時代や、NPCJの立ち上げの活動をしている時代から、堺部さんは『IFBBプロへのルートを必ず作る!』と仰っていました。

 

それを現実にしてしまうバイタリティーや政治力は本当に凄い方だなと感じます。

 

しかし、プロへの道が拓けたからと言って、日本人のプロ選手が量産されるかというと、そんなに甘くはなさそうです。

 

現状でも、NPCJに所属するフィジーク選手では小池さんと廣川さんぐらいしか可能性はないでしょう。

 

プロカードが発行されるコンテストとなれば、当然、韓国やアジアの選手は出場してくるでしょうし、本気でプロを志している選手は禁止薬物を使うことに躊躇いなどなく、日本の選手が太刀打ち出来ないようなレベルのコンテストになる可能性も大いにあります。

 

そして、この発表に感情を爆発させている選手が多くいるようですが、もう少し時間をおいて冷静に考えた方が良さそうです。

 

私の元に来ている情報では、まだまだ様々な団体から発表があるようです。

 

つまり、選択肢はまだテーブルに出揃っていないということです。

 

また続報がありましたらこちらにアップします。