今日、ベンチプレスの師匠である信田さんにTシャツ戴きました。
これで格好だけでもパワーリフターの仲間入り!!!
しかも、ビクトリーカラーのブルーです!
信田さん、ありがとうございます!
ソチオリンピックも閉幕し、日本は8つのメダルを獲得しました。
そして、僕の周りにも全日本銅メダリストが誕生しました。
昨日行われた、『ジャパンクラシックベンチプレス』にて、信田泰宏選手が見事銅メダルを獲得しました。
このブログではお馴染みの僕のベンチプレスの師匠です!
試合直前には、
『自己ベストの180kgを必ず挙げて、絶対に表彰台に登る!やってやります!!!』
と宣言していました。
そして宣言通り180kgを挙げ表彰台に登り、銅メダルを持ち帰ってくれました。
有言実行とは正にこの事です!
しかし、僕は今回の結果にホッとした気持ちはあっても、ビックリするような事は全くありませんでした。
それは、彼の常日頃のトレーニングに対する取り組みを間近で見ていた人間ならば全員が納得するでしょう。
雨の日はもちろん、何十年に一度の大雪の日も、仕事が忙しい日も、前腕の骨が砕けそうな日も氷嚢を当てながら、毎日毎日バーベルと格闘をしていました。
彼は自分自身のことを
『僕は才能があるわけではない!それなりの事をやっている!』
とよく語ります。
確かに、彼に“才能”があるとすれば、ベンチプレスの“才能”ではなく、目標を達成する為に努力し続けられる“才能”なのだと思います。
(僕からすればベンチプレスの才能も半端じゃねーよ!という感じですが・・・)
そして、今回の3位という結果を受け、彼は更なる飛躍を誓っていました。
全日本大会に初出場という事で、世界を代表する一流ベンチプレッサーと同じ空気の中で試技をする事で必ず何かを学んで帰ってきているはずです。
僕が知っている信田泰宏という男は、そんなチャンスに手ぶらで帰ってくるほど愚かな男ではありません!
きっと一流選手の試技を穴が開くほど集中して観察し、動画やyoutubeには映し出されていない何かを収集してきているでしょう!!!
『一流が一流を育てる』
というのは、そういう事でしょう。
僕も今回の彼の結果にとても刺激を受け、昨日の夜は眠れない程でした!
『今年のコンテストはやってやる!!!』
そんな気持ちです。
とりあえず、祝勝会はお酒を浴びるほど飲もうかと思っています!
信田さん、お疲れさまでした!そして、ありがとうございました!!!
ここ最近のベンチプレスの急激な重量アップやフォーム改造により、ついに僕の前腕が悲鳴を上げました。
125㎏や130㎏を行うと、ラックアップした時点で僕の尺骨は砕けちってしまうのではないか…と思う程の痛みが走ります!
しかし、偉大なるベンチプレッサー達もこの『前腕の呪縛』と戦い、克服したと聞きます。
つまり、やっとこれでベンチプレッサーの仲間入りが出来たという証明です!
このような場合の多くは、一旦ベンチプレスをメニューから外し痛みの出ない種目を中心に行い、回復してからベンチプレスを再開するというのが、セオリーだと思います。
しかし、僕はベンチプレスをやり続けます!
課題を克服しようと取り組んでいる時は、今までの自分の限界を超えていかなければいけません。
その場合、当然のごとく身体には今までよりも強く大きな負荷が掛かります。
そんな時に、痛いの痒いの言っていては一生課題など克服出来ません。
そして僕は、フィットネス愛好家ではなく、コンペティターでありパーソナルトレーナーです。
このような状態は教科書には載っていない、実践した者にしか理解できない貴重な状態です!
今の状態から、試行錯誤しながら更に重量アップを達成して見せます。
そして、その経験が同じ悩みを持つトレーニーを救う手段の1つになると信じています。
前回の投稿について、質問を頂いたので僕なりの回答を。
質問は
『プロ野球の投手がチューブを使ってインナーマッスルを鍛えてるけど無意味なの?』
というものです。
答えから言うと、
“非常に良いトレーニングだと思います!
しかし、一般の方にそのまま適用するのは難しいです”
となります。
プロ野球の投手が柱やネットにチューブをくくりつけてリズムよく引っ張ってインナーマッスルをトレーニングしている映像はスポーツニュースなどでもよく目にします。
“インナーマッスル”という言葉が世間に広まったのもここからではないでしょうか。
では、プロ野球の投手がなぜこの様なトレーニングをするのか…
彼らは140キロ前後のスピードボールを先発投手であれば、100球ほど投げ込みます。
その1球1球は簡単に投げているように見えますが、肩関節ではとてつもない事が起こっています。
下半身から生まれた力を上半身に移行させ、最終的にボールを握っている腕を140キロのスピードが出るほど超高速にスイングします!
その際、自らが生み出した力と腕の長さの遠心力でリリースの瞬間、腕は肩から抜けてしまうほどの力で捕手方向へ引っ張られています。
まるでロケットが発射するように・・・・
それも100回近くも繰り返し繰り返し・・・
その腕を引き抜かれないように肩関節を“安定”させているのが、肩の“インナーマッスル”と呼ばれている“回旋筋腱板”です。
この“回旋筋腱板”は非常にデリケートでとても傷付きやすいものです。
しかし、投手がボールを投げるという動作の中で非常に重要な役割をし、非常に酷似されています。
俗に云う“アウターマッスル”がアクセル全開で突っ走ろうとしている時に、“インナーマッスル”が抜群の力加減、タイミングでブレーキをコントロールしているのです。
筋肉というのは、アクセルよりもブレーキを掛ける時の方が負荷が掛かりダメージが大きいという性質があります。
その為、投手は意図的にスイングしている“アウターマッスル”よりも無意識に働いている“インナーマッスル”の方がダメージが蓄積される傾向にあります。
そこで、この“回旋筋腱板”をトレーニングし疲労の除去、コンディショニングの改善を目的に行っているのです。
僕の個人的なイメージとしては、
『無意識下で働いているものを、有意識下で鍛える』
という感じです。
ですので、このようなトレーニングを一般の方が行ってもあまり効果を感じる事は出来ないと思います。なぜなら、日常生活で腕がロケットのように飛んでいく程の事はまず有り得ませんので…
基本的にはベーシックトレーニングを行えば“インナーマッスル”も“アウターマッスル”もバランス良く鍛える事が充分可能です!
ただし、肩関節の調子が悪い…
腕を挙げる時に肩が痛い…
という方は、この“回旋筋腱板”の状態が良くない可能性があるので、そのような方には有効です。
このトレーニングを行う際に、1番気を付けて欲しい事は、プロ野球の投手のようにリズミカルに早いスピードで行わない事です。
プロ野球の投手は投球動作という高速動作で生かされるようスピードをつけて行っています。言い方を変えれば、プロ野球の投手だからスピードをつけてでも“回旋筋腱板”を正しく動かす事が出来るということです。
これをそのまま真似してしまうと、“インナーマッスル”を鍛えているつもりが“アウターマッスル”で遊んでいるだけになってしまいます。
まずは、反動や勢いを使わずゆっくり丁寧にチューブを引っ張って下さい!
正しく行えていれば、肩の奥に焼け付くような熱さが生まれます!
細かい可動域や方法はお近くのトレーナーに訪ねてみて下さい!
以前の投稿にも書きましたが、依然として世間では“インナーマッスル”という言葉が 巧妙かつ大々的に使われています。
オシャレだな~
カッコイイな~
胡散臭いな~
なんでもこの“インナーマッスル”、信憑性が低い本や雑誌によると身体の深層部にあり、通常のスポーツ動作や筋力トレーニングでは鍛える事が出来ないらしいです。
はっきり言いましょう!
ほとんどウソです。
では、なぜこのような言葉が頻繁に使われ、雑誌などの表紙をデカデカと飾っているのかというと、一部のフィットネス業界、如何なる手段を使ってでも売り上げを確保したい出版社、視聴率を1%でも上げたいテレビ局などがいかにもお洒落でカッコイイ雰囲気を意味も無く利用しているだけです。
そもそも、僕の考えでは骨格筋に“インナーマッスル”とか“アウターマッスル”などという区別は必要ないと思います。
本当の意味での“インナーマッスル”とは心臓や内臓のような平滑筋のことを指すのだと思います。
俗に云われている“インナーマッスル”の役割は一言でいえばスタビライザーです。
つまり、関節を安定させる事が主な働きです。
ですので、通常の筋力トレーニングやスポーツ動作で各関節が必要以上に動いてしまったり、脱臼してしまわないように、絶妙な力加減と繊細な動きとで関節の動きをコントロールしています。
つまり、スポーツをすれば“インナーマッスル”も“アウターマッスル”も協調して働いているのです。
例としては、ハンマー投げの室伏選手があの重いハンマーを超高速で回転して投擲する際に“インナーマッスル”は遠心力に負けないように身体全体を強烈に安定させます。
まさに、“インナーマッスル”と“アウターマッスル”が協調して働いている証拠です。
あの動作で“インナーマッスル”が働いていなければ、室伏選手の身体はハンマーに引きずり廻されとんでもない大怪我をしているはずです。
そして、筋力トレーニングでもそれは同じです。
重い重量を持ち上げたり、担ぎ上げたりする際に関節を安定させ効率良く力を発揮します。
ですので、ベーシックなウエイトトレーニングをしていれば間違いなく“インナーマッスル”は使われています。
余談ですが、“インナーマッスル”をトレーニングさせようとしているトレーナーが、よく使う言葉で『アウターマッスルには力を入れずインナーだけ動かして下さい!』と言います。
僕はいつも聞きたくなります。
『そんな神業、おまえは出来るのか?』
と・・・
ちなみに僕はそんな神業は全く出来ません。
反動や勢いを利用せず、丁寧に動かすことは出来ますが・・・
昨日は三友会の新年会でした。
三友会とは僕が通っているジムの有志の集まりです。
この会のルールは4つ。
①人の嫌がることを言わない。
②人の過去を詮索しない。
③人の個性を尊重する。
④不定期な飲み会開催。
僕はまだ入会したばかりのペーペーですが、このルールに共感して入会しました。
こういった集まりでの飲み会では、必ず、その場にいない人間の悪口や自分の事ばかり主張し、他人の言葉に全く耳を傾けない人間がいるものです。
そして、そのような飲み会では悪口が悪口を産み負のスパイラルとなり必ずと言っていいほど後味の悪いものになります。
しかし、三友会の飲み会は誰一人として他人の悪口を口にする者はいません。
“組織はリーダーで決まる”
と云いますが、三友会では川上会長の人間性がそのような素晴らしい空気を作り出しているのだと思います。
本当に楽しく、後味の良い新年会でした!
そして、昨日は今月に韓国に帰国するソンさんとシンさんの送別会も合わせて行われました。
(武内さん写真がブレブレです・・・)
二人は本当に仲の良いカップルで周りにいる僕らまで幸せな気分にさせてくれるのです!
日本にいた数年間、決して楽しい事や、嬉しい事ばかりではなかったはずです。
むしろ、良い思い出のほうが少なく、傷付けられる事や、悲しい思いをした事の方が多かったと思います。
しかし、
『日本の方は、皆親切にしてくれて良い思い出ばかりです!ありがとうございました。』
と最後に挨拶をする姿は本当にグッとくるものがありました。
ソンさん、シンさん、きっとまた会えるよね!!!
そして、最後はやっぱりこうなりました!
さあ~次は花見だ!!!