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オールジャパン観戦記②

オールジャパン観戦記②です。

 

注目の選手3人目はー176級の佐藤選手。

 

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佐藤選手はー176級、そしてオーバーオールを制してこの大会を完全制覇しました。

 

細いウエストから広がる背中で作られるアウトライン、それを更に強調させる丸々とした肩。

 

私の個人的な意見ですが、フィジークという競技の理想型ではないでしょうか!

 

よくフィジークの競技の中でデカさがどう…という論議がなされますが、私は佐藤選手のようなアプローチが一番正しいと感じます。

 

アウトラインを形成するパーツには広がりと丸みを求め、闇雲にサイズアップするのではなく、各パーツのセパレートを更に強調して行く。

 

そして、実寸ではなく見た目の印象を太く迫力あるものにして行く。

 

非常に勉強させて戴きました。

 

そして、最後に四人目はー176級の中村選手。

 

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この写真を見れば、言わずもがな。

 

“デカイ!”

 

“凄い!”

 

という選手です。

 

その凄さは選手、関係者であれば知らぬものはおらず、今大会で登場時の客席の歓声やフラッシュの数はナンバー1だったのではないでしょうか。

 

しかし、司会の方が始めにフィジークの競技説明の際にいくつかポイントを述べられましたが、その一つ『過度の筋発達は評価されず…』という部分に引っ掛かってしまうのかなという印象を受けました。

 

フィジークという競技で最近議論になっている“デカさ!”という部分ですね。

 

海外へ目を向ければ、中村選手のサイズは決してデカ過ぎないのですが、日本の大会では、素晴らし過ぎるがゆえにデカ過ぎるという評価になってしまうのでしょうか…

 

この辺りはまだまだ歴史の浅い競技だけに、ルールもジャッジングも課題となってくるテーマだと思います。

 

このように今大会ではこの4選手が印象的で素晴らしいと感じました。

 

全ての出場選手の皆さん本当にお疲れ様でした。

 

 

 

5.16 17名古屋ポージングセミナー

あと僅かで5.31Blaze開催ですが、NPCJではその後も名古屋や広島、仙台などでのコンテストが続きます。

 

6月は名古屋でコンテストがありますが、その事前対策ポージングセミナーが今週末16日、17日に開催されます。

 

詳細はこちら。

5.16 17名古屋ポージングセミナー

 

東海地区の方々は是非!

 

 

トレーナーとクライアント

先日の月刊ボディビルディング3月号での、山岸さんのインタビュー記事が本当に素晴らしいので、少し触れたいと思います。

 

特にトレーナーに対しての山岸さんの考え方は、流石トッププロだと思いました。

 

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この写真のはじめの4行は、トレーナーとクライアントの関係性の理想型だと思います。

 

特に山岸さん程の、実力も実績もある方が聴く耳をしっかりと持ちトレーナーを信頼し指示通りに行っているというのは、私も凄く参考になります。

 

どうしても、自分の考えを貫いたり、自分の考え方に合わないと不機嫌になったり…という方は案外たくさんいます。

 

しかし、1度アドバイスを貰ったら最後までそれを実行してみるというのは非常に大切な事だと思います。

 

それが信頼関係なんだと…

 

トレーナーとしても選手としても非常に勉強になる内容でした。

 

皆さん是非、一読下さい!

 

 

 

インフルエンザ

インフルエンザが流行っていますね。

 

私は、うがいと手洗い、そして外出時のマスクで予防をしています。

 

マスクはウィルスに対してはあまり意味がないらしいのですが、喉の加湿にはかなり有効のようです。

 

何より、マスクを着用していると外出時に顔が暖かいのが良いですね。

 

そんな時によく思うのが、ジムでかなり咳込みながらトレーニングをしている方です。

 

これ、はっきり言って他の方からすると迷惑以外のなにものでもありません。

 

私自身も反省しなければならないタイプなのですが、

 

“こんなにしんどいのに頑張ってトレーニングしてるオレすげー!”

 

とか

 

“もうすぐ治るから気にしないで!”

 

と思っているのは本人だけで、周りの方は、

 

“勘弁してくれよ!うつるじゃね〜か!”

 

“咳してんのにジム来るなよ!”

 

としか思っていません。

 

身体が弱っている時に追い打ちを掛けるようにトレーニングするより、家で休んでいる方が周りの方の為にも自分自身の為にもよほど良い事ですね!

 

私も気を付けたいと思います。

 

インフルエンザや風邪をひかれている皆さんはお大事にして下さい。

NSCA JAPAN カンファレンス

今日は私の保有しているトレーナー資格団体のカンファレンスでした。

 

場所は国士舘大学。

 

毎回の事ですが、私がこのカンファレンスを受講するのは、資格更新に必要な単位を取得する為です。

 

パーソナルトレーナーという職業で土曜、日曜の2日間の時間を割くのはなかなか難しいですが、単位取得期限がギリギリになってしまったので致し方ありません。

 

しかし、今日は素晴らしい講義を二つ受講出来、とても有意義な時間でした。

 

金崎先生、Bob先生ありがとうございました。

 

そして、今日1番感激したのはこちらの資料の表紙写真!

 

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美しい!

 

美し過ぎます!

 

ビビッと衝撃が走りました!

 

この女性が美しいのは勿論ですが、脊柱アライメント、ボディバランス、頭のポジション、醸し出す雰囲気、全てがパーフェクトではないでしょうか!

 

この写真であれば、2.3時間はずっと見ていられます!

 

スポーツクラブは訳の分からないポスターを貼るよりも、この様な素晴らしい写真を貼って貰いたいものです!

 

女性には最高の指針になるし、男性にとっても背筋を伸ばす様な効果が期待出来ると思います!

 

この写真を表紙に持ってくるあたり、流石はNSCAだなと思いました。

 

いや〜美しい!

 

明日も朝から講義です。

Mr.オリンピア

いよいよ、Mr.オリンピアが開催されます。

 

Mr.オリンピアとはボディビル界では世界最高峰の大会で正しくボディビル界のオリンピックといった感じです!

 

ボディビルでは、山岸プロが常連であり、今回も212クラスで優勝候補に挙がっています。

 

出場するだけでも、奇跡的な事なのに常連となり、優勝候補に挙げられるというのは、僕ごときが口にするのもおこがましい事です。

 

そして、このMr.オリンピアにも昨年からフィジーク部門が開催されています。

 

今年の本命はSadikでしょうね。

 

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僕の好きな選手はJeef Seid!

 

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非常に若い選手ですが、彼のウエストのシェイプや背中の広がりは僕の理想型です!

 

そして、彼に憧れる理由のもう一つとしてポージングです!

 

フロントポーズでは、多くの選手が斜めに立ちアウトラインを誤魔化す事が多いのですが、彼はしっかりと正面を向き、肩や背中のアウトラインをこれでもか!というぐらいアピールしています!

 

カッコイイです!

 

是非、皆さんもMr.オリンピアに注目して下さい!

黄色靭帯骨化症

今日、ソフトバンクホークスの大隣投手が422日振りに勝利を挙げました。

 

彼は、黄色靭帯骨化症という厚生労働省が難病指定している難病を患い、手術をし復活しました。

 

この黄色靭帯骨化症という難病は、脊髄の後方にある椎弓と呼ばれる部分を上下に繋ぐ黄色靭帯が骨化してしまい脊髄が狭くなり、周辺の神経を圧迫してしまう病気です。

 

症状としては、下肢の痺れや脱力、最悪の場合は両下肢麻痺になってしまうというものです。

 

この難病は先日、楽天の星野監督が発病してしまった事で話題になりました。

 

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これまでも、野球界では酒井勉投手、宮本大輔投手、越智大祐投手、大隣憲司投手がこの難病に掛かっています。

 

僕が気になるのは、彼等がいずれも投手だという事です。

 

何か投球というメカニズムと因果関係がある様な気がします。

 

最近は、ヤンキースの田中投手の肘の怪我によりその原因や対策が注目を浴びていますが、この黄色靭帯骨化症についても様々な研究が進む事を願います!

基礎代謝を上げて…

 

もうすぐ夏ですね!

 

毎年、この時期になるとテレビ、雑誌、スポーツクラブ、エステなどなどダイエットの企画が増え、猫も杓子も

 

『基礎代謝を上げれば痩せる!』

 

が決まり文句です。

 

確かにこの言葉は間違っていないと思います。

 

が、少々都合が良いように使いすぎているように感じます。

 

こういったキャッチフレーズは大抵が、筋肉を付けて基礎代謝を上げる事を勧めています。

 

しかし、何度も言うように筋肉を1kg増やすには、相当な時間と労力を必要とします。

 

週に5日のトレーニングを1年間継続して、やっと1kgの筋肉が増える程度だと思います。

 

そして、残念なお知らせですが、やっとの思いで筋肉を1kg増やしても、基礎代謝という意味での消費カロリーの増加は15kcal/日程度です。

チョコレート1かけらです…

 

1kg減量するのに、約7000kcalのマイナスが必要と言われているのに、この程度の消費カロリーアップで痩せて行きますか?

 

それに、基礎代謝が高いと太りにくいという考え方自体が怪しいのです。

 

173cm69kgのある程度の筋肉を持つ僕と、173cm80kgの太った男性のどちらの基礎代謝が高いかというと、後者なのです。

 

つまり、基礎代謝が高いからと言って痩せやすい、太りにくいという考えは間違っています。

 

ですので、夏を目前にした今から頑張ってトレーニングしても、基礎代謝が上がる程の筋肉は夏までに付かないし、付いたとしてもドンドン痩せて行く…というほどの威力は全くありません。

(糖代謝や脂質代謝、タンパク質代謝は向上します)

 

 

では、どうすれば夏までに痩せれるか。

 

やはり、食事の内容を改める事です。

(実際にはそれが基礎代謝を上げる1番の方法です)

 

それだけは、出来ないという方は…

 

諦めましょう。

 

人間諦める事も大切ですしね!

 

BROTHER

 

今日、午前のセッションを終わり電話をチェックしてみると、+82-から始まる番号から何度も着信が・・・

 

恐る恐る掛け直してみると、

 

『へへへェ、アベサンデスカ?』

 

その声と話し方で、声の主が直ぐにわかりました!

 

僕に電話をくれたのは“イ・ソンシク”でした!

 

彼は今は韓国に住んでいますが、3、4年前、韓国から日本に留学で来ていた時代に僕の活動するスポーツクラブで同僚だった男です。

 

『仕事の出張で今、上野にいます!

 

阿部さん、渋谷のジムにいますか?

 

挨拶に行きます!』と言うのです!

 

彼は当時から、僕の事を

 

『お兄ちゃん!お兄ちゃん!』

 

と言ってくれていました。

 

今日は、ほんの僅かな時間しか会う事が出来ませんでしたが、貴重な時間を使って僕に会いに来てくれた事に感激しました。

 

今度は、僕が韓国に会いに行かなきゃなぁ〜と強く思いました。

 

 

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ちなみに、彼は韓国の兵役時代に特殊部隊に抜擢される程の身体能力の持ち主で、ボディビルダー顔負けの筋肉なのです!

克己心

12月23日にウエストトーキョーベンチプレス大会に僕の友人であり、ベンチプレスの先生でもある信田泰宏さんが出場しました。

 

彼は83㎏級の関東記録保持者でありながら、今大会は74㎏級に出場しました。

 

その理由は来年に行われる全日本大会、アジア大会を見据えての戦略です。

 

 

結果は150㎏を挙げての優勝です。

 

しかし、彼は全く納得していません。

 

確かに彼の普段のトレーニングからすれば、150㎏という数字は到底満足出来る数字ではないでしょう。

 

原因は10㎏近い減量に苦戦した事だと本人も語っていました。

 

ベンチプレスやパワーリフティングの様な競技は減量をしながらでも挙上重量を維持しなければいけません。

これは、言葉で言うのは簡単ですが、実行するのはかなり困難なのです。

 

僕レベルのトレーニーでは、“不可能”なテーマです。

 

その為、信田さんの様なトップクラスの選手であっても、上手く体重が落ちなかったり、ギリギリの調整になってしまうと普段の実力を発揮出来ない事があるのです。

 

それでも、今大会で優勝し、全日本大会への標準記録もクリアされたのは流石の一言です!

 

僕が彼の凄さを痛感したのは、今大会で自己ベストを出せなかった事、自分の本来の力を発揮出来なかった事を本気で悔しく感じている事です。

 

彼の尊敬する故北村克己氏の言葉にこんなものがあるそうです。

 

『自分の心の弱点を修正することは、百千万の敵に勝利するよりも得難いことである。

己心の魔に克つ者こそ偉大な勇者であり、愛の実践者であり、正法者である。

我、我と戦えり、心ゆくまで・・・。』

 

彼を見ていると正にこの言葉を実践しているようです。
(彼は謙虚に否定するでしょうが…)

 

そんな信田さんの事です。

 

今回の経験を生かし、全日本大会では自己ベストを更新するでしょう!!!

 

 

 

 

 

僕の好きな言葉の1つ。

 

『失敗と書いて“せいちょう”と読む』