プライド

今日は祖父のお見舞いで病院へ。

 

祖父は8.24で94歳になります。

 

幼い頃から、祖父は厳しく、そして優しい男です。

 

それは、孫である僕らにも同じでダメな事はダメ。

 

食べ物は残すな。

 

周りの人への感謝を忘れるな。

 

という、当たり前ではあるが実践して生きて行くにはとても難しい事を、一貫して教育してくれる人です。

 

僕が社会人で野球をさせて貰っている時代にも、

 

『仕事を休ませて貰って試合に行っている。

 

誰にも迷惑掛けてないからいいんだよ。』

 

と言った時も

 

『そんな事がある訳が無い!

 

お前が試合に行く為に、周りの方が協力してくれて、大切な時間を使っている。

 

勘違いするな、皆さんに感謝しなさい!』

 

と烈火の如く叱られた事があります。

 

二十歳を過ぎてこんな事を言っていた自分が恥ずかしいですが、厳しく直言してくれる祖父は僕にとって指針となる存在です。

 

 

そんな祖父も、数年前に脳梗塞を患い、今は痴呆症で僕が会いに行っても名前や顔はわからず、僕の事が誰だか理解出来ません。

 

あれだけ、逞しかった腕や脚も痩せ細ってしまい厳しさはなくなりました。

 

しかし、別れ際に名前も忘れてしまった僕らに、ありがとう!ありがとう!ありがとう!と何度も何度も言う姿は、まさに感謝を忘れるなという教えを今でも体現している様でした。

 

おじいちゃんありがとう。

 

また9月に行くよ!

 

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