ここ数回のトレーニングでこのfeedbackdiskを貼り付けています。
プラセボ効果も大いにあると思いますが、ベンチプレス、デッドリフトは過去最高の重量で行えています!
次回のスクワットがどうなるのか楽しみですが、パワーリフティング界の大物選手がこぞって使用しているようなので、良いヒントを得られそうです!
前回の投稿について、質問を頂いたので僕なりの回答を。
質問は
『プロ野球の投手がチューブを使ってインナーマッスルを鍛えてるけど無意味なの?』
というものです。
答えから言うと、
“非常に良いトレーニングだと思います!
しかし、一般の方にそのまま適用するのは難しいです”
となります。
プロ野球の投手が柱やネットにチューブをくくりつけてリズムよく引っ張ってインナーマッスルをトレーニングしている映像はスポーツニュースなどでもよく目にします。
“インナーマッスル”という言葉が世間に広まったのもここからではないでしょうか。
では、プロ野球の投手がなぜこの様なトレーニングをするのか…
彼らは140キロ前後のスピードボールを先発投手であれば、100球ほど投げ込みます。
その1球1球は簡単に投げているように見えますが、肩関節ではとてつもない事が起こっています。
下半身から生まれた力を上半身に移行させ、最終的にボールを握っている腕を140キロのスピードが出るほど超高速にスイングします!
その際、自らが生み出した力と腕の長さの遠心力でリリースの瞬間、腕は肩から抜けてしまうほどの力で捕手方向へ引っ張られています。
まるでロケットが発射するように・・・・
それも100回近くも繰り返し繰り返し・・・
その腕を引き抜かれないように肩関節を“安定”させているのが、肩の“インナーマッスル”と呼ばれている“回旋筋腱板”です。
この“回旋筋腱板”は非常にデリケートでとても傷付きやすいものです。
しかし、投手がボールを投げるという動作の中で非常に重要な役割をし、非常に酷似されています。
俗に云う“アウターマッスル”がアクセル全開で突っ走ろうとしている時に、“インナーマッスル”が抜群の力加減、タイミングでブレーキをコントロールしているのです。
筋肉というのは、アクセルよりもブレーキを掛ける時の方が負荷が掛かりダメージが大きいという性質があります。
その為、投手は意図的にスイングしている“アウターマッスル”よりも無意識に働いている“インナーマッスル”の方がダメージが蓄積される傾向にあります。
そこで、この“回旋筋腱板”をトレーニングし疲労の除去、コンディショニングの改善を目的に行っているのです。
僕の個人的なイメージとしては、
『無意識下で働いているものを、有意識下で鍛える』
という感じです。
ですので、このようなトレーニングを一般の方が行ってもあまり効果を感じる事は出来ないと思います。なぜなら、日常生活で腕がロケットのように飛んでいく程の事はまず有り得ませんので…
基本的にはベーシックトレーニングを行えば“インナーマッスル”も“アウターマッスル”もバランス良く鍛える事が充分可能です!
ただし、肩関節の調子が悪い…
腕を挙げる時に肩が痛い…
という方は、この“回旋筋腱板”の状態が良くない可能性があるので、そのような方には有効です。
このトレーニングを行う際に、1番気を付けて欲しい事は、プロ野球の投手のようにリズミカルに早いスピードで行わない事です。
プロ野球の投手は投球動作という高速動作で生かされるようスピードをつけて行っています。言い方を変えれば、プロ野球の投手だからスピードをつけてでも“回旋筋腱板”を正しく動かす事が出来るということです。
これをそのまま真似してしまうと、“インナーマッスル”を鍛えているつもりが“アウターマッスル”で遊んでいるだけになってしまいます。
まずは、反動や勢いを使わずゆっくり丁寧にチューブを引っ張って下さい!
正しく行えていれば、肩の奥に焼け付くような熱さが生まれます!
細かい可動域や方法はお近くのトレーナーに訪ねてみて下さい!
以前の投稿にも書きましたが、依然として世間では“インナーマッスル”という言葉が 巧妙かつ大々的に使われています。
オシャレだな~
カッコイイな~
胡散臭いな~
なんでもこの“インナーマッスル”、信憑性が低い本や雑誌によると身体の深層部にあり、通常のスポーツ動作や筋力トレーニングでは鍛える事が出来ないらしいです。
はっきり言いましょう!
ほとんどウソです。
では、なぜこのような言葉が頻繁に使われ、雑誌などの表紙をデカデカと飾っているのかというと、一部のフィットネス業界、如何なる手段を使ってでも売り上げを確保したい出版社、視聴率を1%でも上げたいテレビ局などがいかにもお洒落でカッコイイ雰囲気を意味も無く利用しているだけです。
そもそも、僕の考えでは骨格筋に“インナーマッスル”とか“アウターマッスル”などという区別は必要ないと思います。
本当の意味での“インナーマッスル”とは心臓や内臓のような平滑筋のことを指すのだと思います。
俗に云われている“インナーマッスル”の役割は一言でいえばスタビライザーです。
つまり、関節を安定させる事が主な働きです。
ですので、通常の筋力トレーニングやスポーツ動作で各関節が必要以上に動いてしまったり、脱臼してしまわないように、絶妙な力加減と繊細な動きとで関節の動きをコントロールしています。
つまり、スポーツをすれば“インナーマッスル”も“アウターマッスル”も協調して働いているのです。
例としては、ハンマー投げの室伏選手があの重いハンマーを超高速で回転して投擲する際に“インナーマッスル”は遠心力に負けないように身体全体を強烈に安定させます。
まさに、“インナーマッスル”と“アウターマッスル”が協調して働いている証拠です。
あの動作で“インナーマッスル”が働いていなければ、室伏選手の身体はハンマーに引きずり廻されとんでもない大怪我をしているはずです。
そして、筋力トレーニングでもそれは同じです。
重い重量を持ち上げたり、担ぎ上げたりする際に関節を安定させ効率良く力を発揮します。
ですので、ベーシックなウエイトトレーニングをしていれば間違いなく“インナーマッスル”は使われています。
余談ですが、“インナーマッスル”をトレーニングさせようとしているトレーナーが、よく使う言葉で『アウターマッスルには力を入れずインナーだけ動かして下さい!』と言います。
僕はいつも聞きたくなります。
『そんな神業、おまえは出来るのか?』
と・・・
ちなみに僕はそんな神業は全く出来ません。
反動や勢いを利用せず、丁寧に動かすことは出来ますが・・・
先日から新たに取り組んでいるベンチプレスの練習方法で1ヶ月半ほどが経過しました。
途中経過は…
というと、スタート時から比較してメインセットの重量が20㎏アップしました。
計算上は140㎏を挙上する事が可能なセット重量です。
今シーズンの目標として掲げたのは75㎏以下で140㎏でしたが、現在70㎏ジャストで140㎏をクリア出来ました。
これも一重にベンチプレスの指導を仰いでいる、信田さんのお陰です!
そのやり方はこの場では公表出来ませんが、世間一般では“御法度”と云われている方法です。
その“御法度”の方法を信田さんの指導のもとプログラムデザインし、僕なりのメニューにしました。
減量開始時期までにまだまだ時間があります。
『妥協・満足・限定』
は人間の三大タブーと云われています。
これに満足する事なく、更に重量に拘ってベンチプレスに取り組みたいと思います!
ベンチプレスの重量に伸び悩んでいる方、ベンチプレスの大会に出場を考えている方、一度、信田さんの指導を受ける事をお薦めします。
僕にご連絡下されば、責任を持ってご紹介致します!
先日投稿した内容で“胸”のトレーニングに取り組んでいます。
はっきり言って『手応えあり!』です。
今までのトレーニング歴の中で、現在が一番ベンチプレスに対して真剣かつ丁寧に取り組んでいます!
ただ、身体への負担は相当なもので、目標を達成する前に身体が壊れてしまわないかが、心配事なのですが。
しばらくしたら、『ベンチプレスの大会に出てみたいなぁ』と言い出すかもしれません…
しかも、このやり方で怪我なく継続出来れば付加価値として僧帽筋や脊柱起立筋群までレベルアップ出来る感覚があります!
これから途中経過を随時報告していきます!
そしてクライアントの方々にも必ず還元していきますので、楽しみにしていて下さい!
『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』
と云いますが、今日とても参考になるアドバイスを戴きました!
アドバイスをくれたのはもちろん、あの男、『信田 泰宏』です!
そうあのNiceGuyです。
僕のフィジーク・コンペティターとしての最大の弱点が『胸』です。
大胸筋が発達した選手の隣に立つと泣きたくなるほどのペチャパイです。
特に減量に入ると大胸筋から落ちていってしまっているのでは・・・と思うほどボリュームダウンしてしまいます。
その為、今までも自分なりに胸のトレーニングを試行錯誤してきました。
時には、ヘビーウエイトで、時にはハイレプスで、時にはスーパーセットで・・・
しかし、僕の大胸筋が飛躍的に改善される事はなく長年の課題なのです。
そこで、競技者全員の“胸”が発達しているスポーツは何か?と考えました。
以外に思うかもしれませんが、“胸”が発達しているイメージのボディビルダーですが、“胸”に課題を持っている選手は多く、競技者全員が発達しているとはいえません。
そこで思い当たるのが、パワーリフティングやベンチプレスの選手です。
彼等の“胸”は一様に発達しており、女性顔負けの“胸”をしています。
2つの競技者に共通しているのは、重い重量を挙上する事が最終にして、最高の目標だという事です。
つまり、彼らは『重さを追究した結果、“胸”が発達した!』
という良いお手本です。
今までの僕は、
『“胸”の発達を追及して、重さよりもパンプや効き!』
という考え方でした。
しかし、それでは思い描いていた発達は得られませんでした。
ですので、今年のオフシーズンは思いっきり重さを追求する事で“胸”の劇的な変化を目論みました。
ということで、
『餅は餅屋』
関東大会の記録保持者である信田さんにアドバイスを求めたわけです。
詳しい内容は貴重な情報過ぎて明かしたくありませんが、信田さんのアドバイスは新鮮で明確で、無駄がなく、今までの僕がアプローチした事が全くない方法で、とても参考になりました。
それだけでなく、本当に良いアドバイスというのは聞いているだけでワクワクして、既に“胸”がサイズアップした様な勘違いをしてしまうようでした。
今までの僕のベンチプレスのMAXは3年程前に体重75kgで130kgでした。
今年のオフの目標は体重75kg以下で140kg以上をクリアしたいと思います!
信田さん、アドバイスありがとうございました。
お礼に今度食事ご馳走させて下さい!!
スポーツクラブやフィットネスジムには様々なカーディオマシンがあります。
カーディオマシンとは、有酸素運動を行うためのマシンでランニングマシンやバイク、ステアマスターなどの事です。
特に最近のジムでは、フリーウエイトやレジスタンストレーニングのマシンよりも遥かに多い台数、遥かに広いスペースを使ってカーディオマシンが並んでいます。
ジムに通う目的は人それぞれで
・スタジオでエアロビクスを楽しみたい!
・ウエイトトレーニングで筋肉をつけたい!
・プールで泳げるようになりたい!
・トレッドミルやバイクで有酸素運動をしたい!
などなどあると思います。
その中で、かなりの割合で見掛けるのが、ジムに来て20~30分ぐらいカーディオマシンを行い、軽くストレッチをしてお風呂に入って帰る…という方々です。
会費を支払い利用されているので、ジムの活用の仕方はそれぞれ自由なのは当然なのですが、少し勿体無い気がします。
カーディオマシンで行う、ランニングやウォーキング、バイクはジムに通わなくても出来る事が殆どです。
(頑張っている姿を見られたくない…や、夜に外を走るのは恐い…という方は別です。)
せっかく会費を支払いジムに通っているならば、そのカーディオマシン20~30分にスタジオのプログラムを1つプラスするとか、レジスタンストレーニングのマシンを3種目だけプラスするとか、たまにはプールでのウォーキングに変えてみるとか、少し活用法を変えてみると良いと思います。
ジムにいる時間が長い僕から見ていると、勿体無い方々がたくさんいらっしゃいます!
決して安い会費ではないと思いますので、その会費分よりも1円でも10円でも特をするような活用の仕方をお勧めします!
最近、ある事情で自分自身のトレーニングジムを移籍しました。
別にたいした事情ではないので、トレーニング環境を変えるという意味合いの方が強いのが本当のところです。
さて、ジムを変えるというと以前のジムよりも設備が充実しているジムに移籍する方が多いと思いますが、今回の僕の場合はその逆で設備的には少し劣るジムになりました。
今度のジムは家から近いという理由のみで選びました。(勿論、トイレは綺麗です!)
人によっては、
『マシンはどこのメーカーだ?』
『ダンベルは何㎏まである?』
『〇〇マシンはあるか?』
などと上級者ぶって聞くトレーニーもいますが、こうゆうトレーニーに限って、トレーニング内容はさっぱり…というパターンがよくあります。
僕も昔は正にそのパターンでした。
しかし、今は最低限のラックやベンチ、ダンベルがあれば充分ハードなトレーニングが出来るようになりました。
基本種目を徹底的に行ったり、インターバルを短くしてみたり、事前疲労法やスーパーセット、コンパウンドセットを行ったり、工夫次第でどうにでもなります!
“筋肉を付けるのは設備ではなく、トレーニング強度だ!”という事でしょうか!
余談ですが、サウナと水風呂で身体の水分のターンオーバーを促進するのは身体造りに有益ですよ。
引き続き③です。
『ウエイト・トレーニングの動きと競技の動きは違うから悪い癖が付く!』
この意見に関しては、僕の意見は
『あなたの技術練習のレベルは週に何度かするウエイト・トレーニングで悪い癖が付いてしまう程度なの?』
『特異性の原則に基づいてる?』
『トレーニングのに対する理解が薄いんじゃないの?』
という考えです。
そもそも、幼い頃から毎日何時間もの時間を費やして会得してきた技術が、週にたった数時間ウエイト・トレーニングをしたぐらいで無くなったり、好ましくない動きを覚えてしまうでしょうか?
まるで、毎日朝から晩まで一緒にいて子どもを躾しているのに、週に1時間でも『〇〇の番組を観るとバカになるからやめなさい!』と言っている過保護な親のようです。
あんたの躾は、テレビを少し見るぐらいで覆されてしまう程度の物なのか?ということです。
むしろ、『世の中にはこんなバカな番組もあるんだね!こういうことしたらダメよ!』という教育の方がたくさんの事を学べるのではないでしょうか?
ウエイト・トレーニングも同じだと思います。
ただし、赤ちゃんにアダルトビデオやバイオレンスな映画を観せないのと同じように、スポーツを開始して間もない少年や、技術やフォームを変更しようとしている時期には徹底的に技術練習での反復が最優先なのも事実です。
ここでも、自分自身を理解しているかが大切なことです。