私はバーベルやダンベルを使用したウエイトトレーニングを始めて、かれこれ25.6年になります。
その25.6年の期間に様々なトレーニング方法やトレーニングマシン、技術が流行り廃りを繰り返しました。
それらの経験を踏まえて現在、改めて思うのはどんなに良いマシンや良いメソッドが発明されても、そのトレーニングの1rep1repの精度が良いものでなければ、継続的な発達や成長は望めないという事です。
特に、初心者から中級者の間に正しい1repを習得しておく事はその後のトレーニング人生を怪我なく継続的に成長させて行く為の大切な時期だと思います。
トレーニング歴が長くなると、良くも悪くも“自分のやり方”が確立されてしまい、周りも指摘してくれなくなります。
ですので、私自身も常に1repの精度を意識してトレーニングを行っています。
その意味でもギリギリの重量を扱う本番セットよりも重さに余裕があり、様々な事を意識・チェックしながら行えるウォーミングアップのセットが重要になる訳です。
あの野村監督は
『キャッチボールをいい加減にする選手に良い選手はいない』
という言葉を残されましたが、
『アップをいい加減にするトレーニーに良いトレーニーはいない』
と、そのまま置き換える事が出来ると思います。