今日は私のコンテストの話の前にもう一つのストーリーを。
今回の東京選手権には私がコーチングさせて貰っている堀部くんも-172cmクラスで出場しました。
昨年も出場し初出場では快挙とも言える5位入賞でした。
そして今回は確実に優勝を視野に入れての出場できっちりと優勝しました。
彼が最初に私にコンテストの相談を持ちかけてくれた時、
1年目には種を蒔き
2年目には水をやり
3年目に花を咲かす
という3年計画を提案しました。
私のイメージした“花を咲かす”というのは、『東京選手権優勝』という考えでした。
(彼があっさり達成してしまったのでピンと来ない方もいると思いますが、それほど、東京選手権優勝というのは途轍もなく凄い事です)
“天才”や“才能がある”という言葉で表現するのは好きではありませんが、フィジークという競技において彼は間違いなく“それ”です。
私の想像を遥かに超えるスピードで成長し、目標を『全日本優勝』に上方修正しています。
余程のことが無い限り、来年の秋にはその目標を達成しているか、あと少しの所に到達していると思います。
そんな素晴らしい素材の堀部くんだからこそ、私は日頃から競技の事だけでなく、様々な面で耳の痛くなるような事を言い続けています。
そんな小言にしっかりと耳を傾けてくれているからこそ、チャンピオンになれるのでしょう。
まだまだ肉体的にも人間的にもスケールの大きなチャンピオンになって欲しいと願っています。
私は指導者として、自分を抜いて大きく羽ばたいて行ってくれる堀部くんが自慢であり可愛くもあります。
そして彼が私の事を『師匠』と言ってくれる事はとても嬉しい事です。