私のダンベル・ベンチプレスは腕の動かし方に少しポイントがあります。
ベンチプレスという動作はその名の通り“押し上げる”という意識でバーベルやダンベルを持ち上げるのですが、もう少し踏み込んだ見方をしてみます。
ベンチプレスを大胸筋の種目として行う場合には、大胸筋の作用に対して負荷が掛かるようにしたいです。
大胸筋の作用は上腕骨の水平内転・内旋です。
つまり、ダンベルを下ろす動作では、大胸筋にストレッチを掛けたいので、作用の反対の動きである上腕骨の水平外転・外旋を行い。
ダンベルを押し上げる動作では、大胸筋を収縮させたいので、上腕骨の水平内転・内旋を行うというわけです。
(↑の動画を観て頂ければ、小さな動きですが私の上腕骨が内旋・外旋しながら動作を繰り返している事が確認出来るかと思います)
上級者になるとバーベルベンチプレスよりもダンベルベンチプレスを好むようになってくるのも、ダンベルの方が内旋・外旋を意識しやすいからです。
(私はバーベルベンチプレスを軽視する事はオススメしません)
ダンベル・ベンチプレスを行う際は、このことを少し意識するだけでも効き方が違ってきます。
是非、お試しください。